(出典)総務省「労働力調査(詳細集計)」(平成25年平均)内閣府HPより
青くて濃い線が、男性の就業率 薄い青線が男性の潜在的労働労働力(働きたいと思っている人)
濃いピンクが、女性の就業率で、薄いピンクが女性の潜在的労働力(働きたいと思っている人)
このグラフは25年のものですが、平成28年の労働力調査では、多少女性の就業率は数値が上がっていますが、
未だに、男性と比べてグラフがMの字の形のままになっています。
いわゆるM字カーブと呼ばれるグラフです。
M字は、子育てや家事で一旦仕事を離れ、その後復職する女性が多いために、25歳から40歳ぐらいの間がへこんでいます。対して男性は台形のグラフです。
そこで、このM字の谷を無くして、男性と同じようなカーブを描くように女性活躍推進の対策がとられています。
私もその一員なのですが、女性活躍推進に携わっていて、疑問に思うことがあります。
・そもそも男性並に、長く働くことを前提とした対策じゃないか?
・都会と地方では就業できる環境が全く違うのに、一律でM字解消を目標と掲げて意味があるのか?
・ダラダラ働き続けているフルタイムの正社員が素晴らしいという単一的な考えは、そろそろ改めたらどうか。
子供を産んだら、近くでその成長を見ていたい!と思う人もいますよね!
だったら、仕事辞めていいんじゃないかい?
しかも、地方の持ち家率が高く、自然豊かな環境に住んでいる女性が子供を産んだら、子供と一緒に家にいたい!と思うんではなかろうか?
むしろ、子育てしやすい環境です!と胸張って自慢できるんじゃないかと思うんですよね。
それを、無理やり、経済の論理で、育休を取って必ず復帰してほしい。
そうすれば、M字にならないのだから。
と、強制していいのでしょうか?
もちろん勤め続けたい人を否定するわけではありません。明確にそう希望する人は、続けてほしいです。
しかし、希望していないのに、意識改革を強制させられるのもどうかなと思っているという話です。
一旦辞めて、その後仕事すればいいじゃないですか!
キャリアが途絶えたら、その間勉強して、もっと良いキャリアを再び作ればいいだけのこと。
女性は復帰が非正規雇用で復帰する人が多く、フルタイムで働く人との収入格差が問題にされていますが、
だったら、在宅ワークでもいいし、非正規雇用、短時間勤務復帰でもいいじゃないですか!
非正規であれ、短時間でも成果上げて、良い収入が上げられるようにすればいい。
フルタイムで働く人の収入を抜かす人が出てきてほしいと思うのです。
それがワークライフバランスじゃないかと思います。
女性活躍推進とか、働き方改革とか、皆一律に考え過ぎで、
長時間労働、終身雇用、正社員といった、長く働くことを前提とした、多様な働き方議論になっていて、
そこにはまらない人がダメ、一律の枠にはめようとしているようにしか見えないです。
多様な働き方を、もっと柔軟に考えるべきではないでしょうか。
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