8月30日、愛知中小企業家同友会の女性経営者の会「愛彩」にて学習会の講師を担当させていただきました。
経営者、個人事業主、愛知県と名古屋市の方々を含めて、30名程で開催しました。
まずはアンコンシャス・バイアスの説明を行い、その後ワールドカフェ形式でワークを行いました。
6つのテーブルに座っていただき、
参加者に合わせて事例を3つ用意。2つのテーブルごとにそれぞれの事例を設置。
ワーク1は事例から感じるバイアスは何か?
ワーク2は、そのバイアスをそのままにしておくと起こりうるマイナス影響は何か?
ワーク3は、バイアスに対して対応するアドバイス
それぞれメンバーを変えて、順にワークを行っていただきました。
ワークでは、皆さん積極的に参加していただき、盛り上がる盛り上がる。
事例を作った私も想像しなかったようなアドバイスがどんどん出てきました。
中には、「社長辞めましょう」とか、「社員辞めちゃうよ」とか、「離婚の危機だ」といった過激なアドバイスも出て、
私達は、他人のことには強く言えるよねと実感しました。
終了後の感想で、「他人の事例を話しながら、これは私そのもの」、「自分では決して思い浮かばなかったアイディアを言う人がいて、自分の固定概念に気づいた」、「同じ事例のもう一つのテーブルと全く違うディスカッションになっていて、ファシリテーター役の自分の思考のクセに気づいた」などが印象的でした。
ワークショップを通じて確認できたのは、
●アンコンシャス・バイアスに気づくには
□ 自分一人で気づくのは難しい。又気づいたとしても対応の方法を思いつきづらい。
□ 他人からはよくわかる。(あの考え方は偏ってるよねー)
□ 他人の客観的な指摘、異なった意見を聞くことによって、期せずして気づくことがある。
●アンコンシャス・バイアスに対処するには
□ 複数の方とディスカッションしながら対応策を考えると、自分では決して思わなかったアイディアが出る。
□ 謙虚な姿勢、学ぶ意識を持つことによって、異なった意見を受け止めやすく、バイアスに対処しやすい。
組織に置き換えると、意見を言いやすい雰囲気、皆でより良くしていこうという方向性を持つことが土台に必要だと思います。
それを体現できたワークショップでした。
皆さんありがとうございました。