岐阜県の取り組みで、 再就職を希望する女性等の支援を目的に、「わたしスタイルで働こう!お仕事見学会」を10月24日から11月28日にかけて、4日間開催しました。
私は、アドバイザーとして、毎回バスに同乗し、企業訪問のサポートと、空き時間にミニ講座をさせてもらいました。
この企業訪問は、仕事と家庭の両立支援等の取組みが特に優れている「岐阜県ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業」を訪ね、自分らしい働き方を具体的にイメージしながら、会社選びや再就職後の働き方のヒントを見つけてもらうという主旨で行われています。
毎回、15名までの少人数制で、企業説明と企業見学をさせていただき、更に、そこにお勤めの女性社員のお話を聞いたり、座談会をしたりしながら、再就職への足がかりにしてもらいました。
参加された女性の方々は、30代から50代。
1歳未満のお子さんを保育所に初めて預けて、働こうとしている方もいれば、 働くことから何年もブランクがある方、 現在既にお勤めだけれども、ずっと続けるには不安があるので転職を考えている方。 など、様々な理由を抱えて参加されていました。
初めて保育所に預けて働こうとされている方の不安は、やはり仕事と子育ての両立不安。
そのコツを先輩社員の方々から聞かれていました。
「急に子供が病気になった場合、休みやすいか」
「周りの協力体制はどうか」
「パート社員から正社員への登用はあるか」 など、かなり具体的な質問が次々と出されました。
一方、ブランクの長い方からの質問には
「就職するためには、資格や経験が必要か。初心者だが付いていけるだろうか。」 といった、経験が足りないこと、仕事に付いていけるかといった不安が感じられました。
この見学会への訪問先企業は、岐阜県が認定している「岐阜県ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業」ばかりなので、 女性が働きやすい制度が整っており、子育て両立しながら働いている女性たちや、様々な雇用形態を設けている企業です。
そのため、上記の質問にも、どの会社も「心配しなくて大丈夫」といったお墨付きが得られ、参加者も安心しておられました。
ただ、実際に働くにあたっては、通勤距離を課題にあげる方が多く、いくら良い会社と言えども、遠いと働けないと言う方がほとんど。
この問題をクリアにするためには、多少遠くても魅力的な仕事内容かどうか、 在宅テレワークを導入するといった工夫も必要かかなと感じました。 実際に企業見学をする機会は多くはないと思いますので、来年度もこのような企画があったら、ぜひ皆さん参加してみてください。