昨日参加したコーチングの講座で、受講生さんがおっしゃったのが
「コーチングしても気づかない人がいる場合どうなるのか?」という質問でした。
その時私が答えたのは「気づく感度は皆違うので、
気づいた時に『あっ気づいた!』と言う人もいれば、何も言わない人もいます。
気づいたことに、自分でわかってない人もいて、その後行動をさくさくしていくので、
なあんだ、気づいてるじゃんと、こちらが思ったりもします。
だから、せっかくコーチとしてコーチングセッションしても、
相手が気づいてくれないとがっかりする必要はないですよ。
ということをお話ししました。
自分で話しながら、そうそうと自分でも再確認。
まさに受講生さんの質問から私の言葉が引き出された感じでした。
【気づきの感度はみんな違う】ということは、誰でもそうだなと思われると思いますが、
現実には、なんて、あいつ鈍いんだ!とか、あいつちっとも気が付かない!とか
イライラすることはありませんか?
仕事の現場でもこういうことはよく起こりがちです。
やたら反応がいいA君に比べて、B君は反応が無いとします。
しかし、その後の行動を見ていると、B君の方が早く動き、成果が出るのも早い。
B君も気づいていたはずなのですが、表に出さなかった。
しかし、その気づきを自分の行動に落としこんでいく力の方は強かったわけです。
気づきの感度が違うと同時に、気づきの表現度合いが違うということも言えそうです。
どちらにしても、皆なんらか気づいているはずと思って、
上司やコーチングをしている側も、相手を認めることが必要となってくると思います。