期待が外れてもがっかりしないことが、どうして自己肯定感をアップさせることになるのかについて書いてみます。
まずは、「期待が外れてもがっかりしないことが重要」です。
以前に「信じると期待するは違う」という文章を書きましたが、今日はその続きです。
そもそも、期待をかけずに本来のその人を認めようよというスタンスを取ると楽ですが、
私達はどうしても期待をしてしまいます。
例えば、「今度飲みに行きましょう!」というメールを仕事先で仲良くなった人に出したとします。
しかし、1日経っても、2日経っても返事がありません。
今日は届くかな。きっと明日だなと思いながら1週間経ってしまったとします。
あなたはどう思いますか?
「どうして届かないんだろう?」「嫌われてるのかな」と思わないでしょうか?
これが期待するですね。返事があって、更には「そうだね!飲みに行こう!」と返ってくることを期待したんです。
もちろん、期待することは生活に広がりを持たせるので、期待して悪いわけではありません。
ただ、自分が勝手に期待した通りにいかなかったとしても、がっかりしないことが大切です。
「なんで返事来ないんだろう」「きっと嫌われてるんだ」と思った言葉は、
自分で反芻しています。
つまり、人間は、自分の頭で思うことを、同時に自分に対して言ってるんですね。
そうすると、どうなるか。
「自分は嫌われてるんだ」「飲みに行くのも拒否されるんだ」「そういう人間なんだ」
マイナスなイメージを自分に植え付けることになります。
これを、期待外れになる度に自分に対してやったらどうなると思いますか。
どんどんマイナスな自分ができあがっていきます。
そして、それは行動に現れていきます。
どうせ飲みに誘ったって、私の誘いなんか誰ものってくれないんだ。
だから、誘わないでおこう。ますます暗い人になっていきます。
こういう人に、誰か声を掛けると思いますか?
どんどんマイナスのスパイラルになりますね。
でも最初のできごとを思い出してください。
たかだかメールの返事が来なかっただけのことでしたね。
さて、ここまで読んできた方はおわかりになるでしょう。
期待が外れてもがっかりしないことが、なぜ自己肯定感をアップさせることにつながるか。
期待が外れてもがっかりせず、受け止める。
「忙しくって返事する暇がないんだな」「迷惑フォルダに入ってしまって読んでないかも」
相手の都合はわかりませんから、あなたの期待通りの動きをしてくれるはずが無いと思いましょう。
人はみんな違うんだと。
先日のコーチングのクラスで、この話題が出て、講師の先生がこう言っていました。
「人はみんな違うのだから。その違いを楽しみましょう。」
違いを楽しめるようになったら、あなたの自己肯定感はグンとアップします。
コーチングを受けたり、自分がコーチングを相手にしたりすると、
相手を受け止める体質になっていきます。
コーチングは、対話の方法だと簡単に言われることも多いですが、
このように、自分のあり方を整える方法でもあります。
どうせなら他人の行動にブレない、しっかりした自分でありたいですよね。
それには期待をかけることから勝手に作り出した自分の妄想のワナに引っかからず、
メールの返事来なかったんだ。ジャン。終わり。次、次。
っていう感じで事実で受け止めて終わればいいのではないかと思います。
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