高山市に続き、10/21に美濃加茂市にて、岐阜県の「働く女性のためのキャリアアップ講座」の「大人の女性が身に付けておきた交渉術~アサーティブコミュニケーション」セミナーを担当させていただきました。
当日は、大雨にも関わらず、50席用意された会場は満杯。
テーマへの関心の深さが感じ取れました。
2時間のセミナーで、アサーティブな表現をどう伝えようか迷いましたが、ワークをたくさん入れて、体験していただけるように工夫しました。
内容は、「質問して信頼されるにはどういう方法があるか」という下記の5つの視点にまとめました。
・自分の伝え方のクセを知る
・みんなにある権利
・自分をもっと好きになる
・自分が感じたことを素直に伝える
・場面に応じた方法で思い切って伝えてみる
女性は特に、従うこと、空気を読む習慣に慣れていて、中々思ったことを発言しにくい、溜め込んでしまう人が多いように思います。
しかし、あなたの考えは言葉に出さないと伝わりません。
アサーティブなコミュニケーションは、相手の考えを尊重しつつ、自分の意見、気持ちを伝えること。
ダイバーシティな環境では、特に必要な技術です。
質問では、「上司が攻撃的なタイプなのだが、どのように接すれば良いか」という切実な悩みが出ました。
私が答えたのは「仕方なく言うことを聞くのではなく、自分の意思で受け止め、違うと思ったことについては発言する努力をすること。どうしても無理な場合は第三者に間に入ってもらうなどの方法を考えること。」
嫌だなと思っていても、引き受けておいた方が丸く収まるから仕方なく「はい」と聞いておくと辛いものです。
「このヒトの意見はこういうことなんだな。」と受け止めておいて、自分との違いはこうだと率直に伝えることができれば、ストレスも溜まりにくくなります。
そのためにも、自分の意思、考え方について、日頃から整理しておくことも大事ですね。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。